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2008年12月13日

お重の詰め方

それでは今年のおせち料理第一弾 お重の詰め方についてご紹介します。
どうぞご参考になさって下さい。
毎年この時期には重箱や屠蘇器を特売していますが(今年も只今特売中) 10年程前までは6.5寸(一遍が19.5cm)のものが主流であり 正式なものは五段重までございました。
しかし年々サイズは5.5寸或いは5.0寸と小さくなり しかも三段重から二段重へと段数も減ってまいりました。
確かに一組あれば中味と違って何時までも使えますので お正月を迎えるからといって毎年買って貰えるものではありません。
ですからここ数年は 買っていただいた方のお顔が全員思い出せるほどとなっています。
否 寧ろまだまだ平月の方が 嫁がれるお嬢さんの道具にとよく売れるような事態でもあります。
さて前置きが長くなってしまいましたが 正式には何段目には何を詰めるかというルールがあることは何年か前にお話しました。
今日はおせちの詰め方ですが これにも一応のルールがあります。
お重は先程五段重が正式と申し上げましたが 上から段数を数え 一番上は一の重 ここには祝い肴を4品か9品市松模様に詰めます。
次が二の重でここには甘味の口取りを 紅白カマボコを中心に四方へと七宝詰めします。
次は三の重 蛤を対角線に詰めほかの焼物を枡詰めします。
最後(五段目は控えの重で空けておきます)の与の重は 煮物を横列に一段ずつ段取りします。
隙間無くキッチリ詰めるのが基本で 減ったらその都度補充しておきましょう。

最近はこの様な詰め方をされるご家庭もグッと減ってまいりまして 二段重やオードブルプレートに盛皿などを代用される方が増えて参りました。
この場合は混ぜ盛りされても結構ですが 角物ならば渕高に 丸物ならば中高に盛り付ければ 箸を付けられても余りおせちが貧相になりません。
プロの料理人になったつもりで 気合を入れて詰めてみて下さい。

投稿者 Sugino : 2008年12月13日 07:30

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