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2008年11月09日

お膳について

お盆も渕の低いものであれば充分お膳として使えますが やはりお盆となれば食器を運ぶための道具であります。
役目を終えれば 人前から姿を消します。
ところがお膳であれば食事が終わるまで 終始人目に晒されている道具でありますので ここが最大の相違点ということになります。
ですからこちらのお膳は貴方のセンスが問われるとともに 貴方もおもてなしの気持ちをお伝えしたいと考え どんなものを使用するのか相当気を遣わねばならないことになります。
材質に色遣い サイズに形状に柄模様 それに載せる食器や料理との調和や季節感もプラスして選ばなければなりません。
更に長く使用したいとなれば 材質は元より表面のコーティング加工なども把握されておかれた方が良いでしょう。
形状の代表的なものを挙げますと 正角に長角 小判型に半月型 扇面型に富士型 くつわ型にひさご型 そして梅型など様々で これにサイズを組み合わせれば数え切れないほどの種類です。

ご家庭で何種類も揃えることは出来ませんので 当座のお薦めは両面使えるリバーシブルタイプのもので 無地のものということになります。
無地では季節感に欠け物足りないと仰る方には 夫々のお膳の形状やサイズに合わせてポイント柄をあしらった懐敷紙がございますので そちらを併用されると良いでしょう。
どうぞ貴方のセンスを輝かせてみて下さい。

投稿者 Sugino : 2008年11月09日 05:34

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