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2008年05月14日

プジョー・ペパーミル

胡椒挽きの心臓部は何と言ってもシャフト(芯棒)の先にある グラインダーとリングと呼ばれている金具です。
このフランスのプジョー製のミルは 自動車や自転車のみならず 100年を超える歴史があり ペッパーミルの代名詞として世界に通ずる一級品となっています。
機械切削法によってつくられた螺旋歯車の二重構造を採用し 粒を集め下部へ導き 粉砕前に粒を固定する仕掛けになっており しばしば模造もされて参りましたが 頑丈な性能まで真似ることは出来ません。
所詮 似非は似非なのです。
真髄は使った人から使う人へと伝わります。
使えば使うほど手に馴染み 自動車部品を思わせるムーブメントは 胡椒の持つエッセンスを100%引き出します。

ブランドを築くという事は 結果としてこの様に世紀を超える歴史を伴っているものなのですね。

投稿者 Sugino : 2008年05月14日 02:54

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