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2008年04月05日

口変り皿

今日と明日は先にご紹介しましたように 年に一度のエキサイトバザールの開催日であります。
車輌は進入禁止ですが 毎年人,人,人で歩道も車道も埋め尽くされます。
しかしながら例年土日の何れかは雨に悩まされてきたのですが 今年は両日何とかもちそうであります。
こんな年は滅多に無く 吉況の兆しかも知れません。

さて本題に入りますが 写真の口変り皿は前菜(先付)用の付出皿に対し 懐石でいうところの八寸の役割を持つお皿です。
飯,汁,向の三点セットに始まり 椀盛(煮物),焼物,強肴,箸洗と食事が続いた後 盃事の肴が供される器で 本来は勝ち栗,のし鮑,昆布の三種盛りですが 場合によっては海(手前にやや多目)と山(後)の二種盛りされるケースも多々あるようでございます。
器としましては八寸四方のへぎ盆を使いますが 代役としてこの様な陶器の変型皿を使うこともございます。 
この段階に入りますと 料理も器もその場の雰囲気が一新され 席が和やかなものとなります。 
この場合 先に出された箸洗の蓋を取皿として使用します。
そして湯桶,香の物,菓子と続いて席が閉じられます。

木の葉型や箕型,五角や八角形など デザインや形状が最も変化に富んだ楽しい器が多いのも この口変り皿の特徴です。
ご家庭では余り懐石の形式に捉われず 口取りや焼物などにも大いに利用しましょう。

投稿者 Sugino : 2008年04月05日 05:22

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