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2007年12月06日

祝儀袋

このコラムも3回目を数えることになりました。
今日は比較的日常的にやり取りが行なわれます 祝儀袋についてコメントします。
正式とは大変お堅い儀礼的な所作で一般的ではない と思われているかも知れませんが 知っていてマイナスとはなりませんのでご容赦下さい。  
では主題に戻しますが 祝儀袋はポケットやバッグから直に手渡すのは略式とされ 正式には袱紗を用意して包んで持参します。
慶事用は赤系 弔事用は紺や若草の無地を使用します。(紫の無地は両用使いが可)
私共が毎日行なっている商品包装という作業もそうですが この袱紗のたたみ方も慶事と弔事では逆になります。
慶事の場合は 左側から折り次に上そして下右の順ですが 弔事は右側から折り下上左の順となるのです。

これが贈り物となりますと 本来お店のショッピングバッグ毎お渡しするのは失礼に当り 飽く迄持ち運び用のバッグとされていますので 袋から取り出し品物の正面を先様に向けて差し出すようにしましょう。(包装の仕方で品物の天地,上下が分ります)
正式には風呂敷に包んだ上 広蓋に載せて持参し包みを解いて先様に差し出します。
繰り返します 全て略式の世の中ですが正式を弁えた上で行なうのと 知らないでしてしまうのでは大きな差がありますので 是非この美しい仕来たりを伝えていきたいものです。 

投稿者 Sugino : 2007年12月06日 09:29

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