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2007年07月10日

黄瀬戸

黄瀬戸釉は瀬戸古陶の一つで 鎌倉時代の古瀬戸の中にあったものの 今の黄瀬戸の釉調とは趣が異なり灰釉に近いものでありました。
桃山時代(利休,織部の時代)に至り グイ呑手,アヤメ手,菊皿手と分類出来るようになり これが現在の黄瀬戸の原型となっています。
何れも写真のように落ち着いた色調の黄色が基本で どのようなお料理とも 或いはどのような器とも調和する不思議な色調です。
只々 先人の色彩感覚に感服するばかりです。

やや厚手で柔らかい感じのするグイ呑手は 酒盃のグイ呑に多く見られたため この名が付けられています。
アヤメ手は この手の代表的な作品にアヤメの彫紋様が施されていたためで 釉肌が食品の油揚げに似ている為油揚げ手とも呼ばれています。
特徴はこの写真にも見られるように タンパン(硫酸銅から成る鉱物)の銅緑や鬼板(酸化鉄)の褐色を点じて彩としています。
亦 グイ呑手より薄手で見込などにへら彫のような簡素な模様も付けられています。
菊皿手は上記両者の少し後になって厚手の菊型をした小皿が焼かれたため この名が付けられたのですが 細かな貫入のある日常雑器として多くつくられたようです。

投稿者 Sugino : 2007年07月10日 06:39

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