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2007年06月09日

一閑人

もとは利休好みの蓋置の一つで唐銅,青磁,楽などがあり 井戸側に唐子が登り付くようにして覗いている図から 「井看人」とも「井戸覗き」とも言われています。
この蓋置の扱いは人形と自分が向かい合うように 運びの時には建水に仕組み 先ず左手で柄杓を持ち上げ
1 右手で蓋置を取り
2 左掌の上で扱い 人形の頭が釜付(釜に近い方)になるように横倒しにして置き
3 柄杓を取ってその上に置きます。
棚に戻すときは先ず柄杓を棚に飾り 蓋置を取って頭の上に起こし自分と向き合うように飾ります。

この一閑人がこの湯呑のように色々な食器に用いられるようになりましたが 使用についてはもちろん蓋置に倣う必要はありません。
尚 食器の口に向かい合って二人の人形を付けた 「二閑人」というのもあります。

投稿者 Sugino : 2007年06月09日 07:31

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