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2007年04月22日

現川焼

現川(うつつがわ)焼は17世紀末に焼かれたのが始まりで 命名は長崎の旧地名に因んだものですが 藩の財政事情から半世紀余りで姿を消してしまった幻の焼物です。
鉄分の多い茶褐色の器肌と多彩な刷毛目文様の加飾が施され 土物には珍しい薄造りな器体が特徴で「西の仁清」とまで謳われた時代がありました。
これを明治に復活させたのが12代目横石臥牛で先代に当り 1975年には県の重要無形文化財に指定されています。

キメ細やかで温か味のある素地に 瀟洒な絵付けと先程ご紹介しました多様な刷毛目文様が特徴です。
落ち着いた深みを感じさせてくれる作品は きっと貴方の心を和ませてくれることでしょう。

この後 投票所に行って参ります。
皆さんもどうぞお忘れなく。

投稿者 Sugino : 2007年04月22日 07:10

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