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2007年03月01日

割 子

割子は本来ソバを食する器として用いられた重箱のような物ですが 現在では弁当箱や飯器であったり チラシ寿司の桶やうなぎ丼としてなど いろいろな料理の器として使われています。
元来は四角い容器であったようですが 例の重箱の隅の教訓からかいつの間にか丸くなってしまったようです。

今日から3月。ひな祭りに因んでチラシ寿司の話題を一つ採りあげます。
チラシ寿司に欠かせない具の一つに酢レンコンがありますが これを柔らかく炊き上げようとするのは無理なようです。
野菜が柔らかく煮えるということは 野菜の細胞をつなぐペクチン質が煮ることによって一部分解するためなのですが このように酢という弱酸性の中ではかえって加熱してもペクチンの分解は起こり難くなり 野菜は柔らかくなりません。
レンコンはアクの強い野菜ですので 切ったら直ぐに水に浸けたり 色白に仕上るため酢水に浸けたり 亦酢レンコンのように酢で煮ることもあります。
シャキッとした歯触りが身上の酢レンコンですから この方が食べ応えがあって美味しいのではないでしょうか。
出来たチラシ寿司は写真の割子に色鮮やかに盛り付け ひな祭りを演出してください。

投稿者 Sugino : 2007年03月01日 07:26

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