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2006年10月07日

雲錦手

春は桜 秋は紅葉と夫々の季節を代表している日本の風物です。
雲錦手とは花(桜)を雲,紅葉は錦の比喩で 乾山,道八と続く京焼の伝統的意匠であり これによって日本の一年を表現している欲張りな絵柄です。
中国伝来の図柄と違い これこそ日本人の観察力と感受性そして表現力によって生まれた絵柄といえます。

四季を通して使えるという安心感もあって 結構あちこちで見掛けられる筈です。
この他 植物文ではススキと月の「武蔵野」,紅葉と流水の「竜田川」などが 陶器の上絵文様としてよく使われています。
外食されるときは 料理だけでなく器の方にも目配りしてみてください。
或いは料理と器を一体として眺めてみてください。 新しい発見があるかもしれません。
私など料理ソッチノケで器に見入ってしまう事もシバシバです。

投稿者 Sugino : 2006年10月07日 05:16

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