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2006年08月27日

蛸唐草

日本には鎌倉期に伝わった 中国・宋代からの伝統的な図柄と見られています。
古代エジプト或いはメソポタミアの時代から存在した アラベスクの唐草文様が変化したものか 中国における創作デザインなのか良く分りませんが 日本人にも比較的ファンが多く この図柄ばかりを蒐集されている方もたくさんみえます。
渦状に巻くツルに葉を絡めた唐草紋様の一種ですが 蛸足に似た紋様となるためこの名が付けられたようです。

殆どが写真のような染付のもので全体柄が多いのですが 稀に鉄錆や色絵のもの 或いは縁取り模様として描かれているものもあり 亦食器ばかりでなく装飾品にもこの図柄がしばしば用いられています。
伝統的な絵柄でありながら今尚幅広く愛好家が多いのは 藍の染付であり唐草というシンプルなデザインに対する安心感があるのではないかと思われます。

投稿者 Sugino : 2006年08月27日 02:10

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