2006年07月03日
小 付
「山椒は小粒でピリリと辛い」と言いますが 食卓での山椒は写真の小付です。
例えば「夏のテーブル」というコラムにも載せましたが 夏のテーブルの演出はとかく白,藍といった磁器ものや硝子器で纏めがちになります。
その中に赤絵やグリーン交趾の小さな器を一つ配する事によって 見違えるほど全体がピリッと締まります。
控えめな器でありながらこの効果は見逃せないところです。
これは白磁や染付のもつ包容力にも因るところが大きいと思われます。
料理も器の持つ雰囲気に合わせて 夏にはピリッとした辛味やスッキリした酸味を効かせた一品が期待を裏切りません。
更にご馳走の後にはよく冷えた麦茶とフルーツのデザートで余韻を楽しみましょう。
投稿者 Sugino : 2006年07月03日 08:17
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