2006年02月10日
南部鉄瓶
旧南部藩の保護により 400年の歴史を持つ「陸奥の小京都」盛岡の伝統工芸品です。
あの澄んだ「チンチン」という音色(南部風鈴の透き通るようなあの音色を想起して下さい)は 何ともいえない異次元の静寂の世界のようです。
沸騰したお湯の澄み切った透明感や 現世の水道水とは全く無縁の純粋な味まで連想してしまいそうです。
しかし実際の鉄瓶の扱いとなると少々厄介なんです。
素材が鉄ですから必ず錆びます。ですから取り扱いはこの錆とどう付き合うかという事になります。
<ご使用前>
1 先ず8分目程の水が1/3になるまで強火で沸騰させてください(空炊きご注意)
最初の沸騰した水は茶色になっています
2 これを水が無色になるまで数回繰り返してください
水質により回数が変わりますが次第に薄らいできます
3 無色となればご使用可能です
<ご使用後>
1 鉄瓶に残ったお湯は必ず全てポットへ移すか捨てて下さい
鉄瓶が冷めると錆の原因となります
2 お湯を空けた後は蓋を外して鉄瓶の持つ余熱で乾燥させて下さい
少しでもお湯が残っているようであれば軽く空炊きして下さい 3 熱い鉄瓶は湿った布巾で 冷めている場合は乾いた布巾で乾拭きして下さい
蓋や注ぎ口は錆びやすい所 充分水気を拭き取ってください
くれぐれも 完全に水気を無くして下さい
しばらく使用しない状態が続けば 新品と同じ扱いでご使用下さい
鉄瓶同様 鉄鍋も同じ扱いです
万一鉄錆が体内に入ったとしても 何ら問題はありません
投稿者 Sugino : 2006年02月10日 14:41
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